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zoom RSS 天理大学附属参考館の特別展「古典の至宝」と、常設展示「世界の考古美術」はとても見応えがありました

<<   作成日時 : 2017/10/09 22:11   >>

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奈良県内の美術館・博物館の展覧会情報のなかで興味をもった天理大学附属天理参考館で開催されている特別展「天理図書館 古典の至宝」。
特別展は古事記等の有名な古典の現物をじっくり観賞できましたし、常設展示「世界の考古美術」も展示品が予想以上に充実していて見応えがあり、楽しめました。

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特別展「古典の至宝」で私が特に印象に残ったもの
〇重要文化財「古事記」(道果本)
712年、天武天皇の命で稗田阿礼が「誦習」していた「帝紀」、「旧辞」を太安万侶が筆録し、元明天皇に献上されました。神代における天地の始まりから推古天皇の時代に至るまでの様々な出来事(神話や伝説などを含む)が紀伝体で記載されています。
写本がいくつか残るのみで、最古のものは1371年のもので、道果本は1381年のもので上巻の前半しか残っていませんが、現存第二の貴重な古写本です。

〇国宝「日本書紀」(乾元本)
720年、勅命により舎人親王らが編纂したもので、我が国の正史である六国史の第一書です。
神代から持統天皇の時代までを扱い、漢文・編年体で記載されています。
乾元本は1303年に卜部兼夏が累家の秘本を書写したものです。

〇重要文化財「明月記」
鎌倉時代の公家、藤原定家の日記です。
定家は勅撰集「新古今和歌集」の撰集にたずさわるなど、歌の上手といわれた中世を代表する歌人です。
治承4、5年のものには源平争乱に対して「紅旗征戎、我が事に非ず」とあり、政事に無関心をよそおう有名な文言が記載されています。

〇「源氏物語」(池田本)
平安期の伝本は確認されておらず、鎌倉期のものが最古の写しとなっていて、これらは長い伝来の間にいくつかの巻、あるいは多くを散逸して、現在は伝わっています。
池田本は2巻を欠く全52巻で、そのうちの48巻が鎌倉末期成立当初の揃い本です。
巻によっては巻末に藤原定家による簡略な注である「奥入」があります。

〇奥の細道行脚之図
笠を手に杖をつく松尾芭蕉と、振り分け姿の随行者の門人曽良の奥の細道行脚の旅姿を、芭蕉から画才を高く評価されていた門人許六が描いた画像です。
芭蕉生前の作として最も真の姿を伝えているといわれています。

〇「ほろほろと」発句画賛
松尾芭蕉の賛、許六の画。
滝の音で一重の山吹がほろほろと散る様を描写し、区画一体にとけあった詩趣を漂わせる俳画です。


常設展示「世界の考古美術」
特別展を観賞した後、常設展も見ました。
さらっと一通り見るだけのつもりでいましたが、世界の考古美術のコーナーはとても充実していてとても見応えがありました。
特にオリエントのコーナーは、日本ではなかなか見ることのない珍しいものがたくさんあり、目を見張りました。

オリエントとは、「日の昇るところ」という意味で、古代ローマから見て東方にある先進文明の地を指して呼んだ言葉です。インダス河以西より地中海にいたる西アジアとエジプトを含めた地域にあたり、世界四大文明のうちメソポタミア・エジプトの両文明が発祥しています。

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鹿形注口土器 前1000年頃 イラン

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イランの動物を模ったリュトン、緑釉三耳壺等
リュトンとは、古代の器の一種で、鹿・山猫・羊・山羊などの動物の頭部を模した形の杯で、上部に大きな注入孔、底部または突端部に小さな流出孔があります。

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青釉色絵人物文鉢 12〜13世紀 イラン
イスラム陶器を代表する「ミナイ手」という陶器。ミナイとはペルシャ語でエナメル(彩飾)を意味し、上絵付けの色絵陶器の通称となっています。

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星形タイル 13〜14世紀 イラン

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エジプトの青釉花文皿、シャプティ、スカラベ

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ギリシャ陶器

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ガラスは、メソポタミア文明で紀元前23世紀頃にすでに出現し、紀元前16世紀頃には容器が作られるようになっていました。
様々な技法と手間と時間をかけて作られたガラス器は、高価なものでありました。
しかし、紀元前1世紀後半、ローマ領であった地中海東岸地域で吹きガラス技法が開発されると、比較的安価で生産することができるようになり、ガラス器は一般庶民にも手の届く日用品として出回るようになりました。

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紐状装飾双把手付扁瓶 4〜5世紀頃 シリア

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二連瓶 4〜5世紀頃 シリア

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