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zoom RSS 春日若宮おん祭りは、影向の松の下でお渡り式と松の下式を同時に見てから、御旅所祭を見るのがオススメです

<<   作成日時 : 2016/12/18 09:55   >>

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春日若宮のおん祭りは、平成19年に遷幸の儀と暁祭のみを見たのですが、風流な時代行列で有名なお渡り式などもいつか見てみたいと思っていました。
今年は土曜日に行われるので、先に奈良国立博物館の特別陳列を見て少し勉強してから、おん祭りを見に行ってきました。

春日若宮おん祭り
春日若宮のおん祭は、春日大社に若宮社が創建された翌年の1135年、関白藤原忠通が五穀豊穣・国民安寧を祈願して始められたといわれています。
大和国を挙げた行事として、興福寺、江戸時代には幕府の支援も受けながら一度も絶えることなく続いていて、今年で881回目となります。

12月17日の0時から、若宮神が若宮社本殿を出発し御旅所という仮御殿へ行く「遷幸の儀」、その後、朝の食事をお供えして巫女が神楽を舞う「暁祭」が行われます。
17日の12時からは「お渡り式」、14時半から「御旅所祭」が行われ、18日の0時までには本殿に戻られます。

数多くの歴史的な芸能が奉納される「芸能による祭り」、
藤原氏の氏寺興福寺が主催した「寺院による祭礼」、
祭りの多くの場面で稚児が重要な役割をはたす「稚児による祭り」
が特色といわれています。


1.奈良国立博物館の特集陳列「おん祭と春日信仰の美術」
おん祭のことが展示や解説、写真パネルでよくわかりました。
展示の中でも、おん祭の様子を描いた絵巻「春日若宮御祭礼絵巻」(春日大社蔵)、春日社の景観を表す「春日宮曼荼羅」(聖林寺蔵)、「春日鹿曼荼羅」(西城戸町蔵)が特に印象に残りました。
特集 奈良奉行所のかかわりの章では、江戸時代におん祭の催行を奈良奉行所が支えていたのを知りました。
おん祭で使われる資材、供え物、人馬の準備が大和国中に命じられ、当日には、奈良奉行が徳川幕府将軍の代官として「影向の松」の側の席に臨みました。
おん祭は、伝統的な行事が幕府の威光のもと執り行われていたこと示す国家的機能も持った祭礼となったことを知りました。


2.お渡り式と松の下式
巫女や稚児、芸能集団など色とりどりの衣装を身にまとった約1000人が、若宮神の御旅所に向けて行列して詣でるお渡り式。
第一番 日使(ひのつかい)、第二番 巫女、第三番 細男(せいのお)・相撲、第四番 猿楽、第五番 田楽、第六番 馬長児(ばちょうちご)、第七番 競馬、第八番 流鏑馬、第九番 将馬(いさせうま)、第十番 野太刀(のだち)、第十一番 大和士(やまとざむらい)、第十二番 大名行列と続きます。

一の鳥居をくぐった先の「影向(ようごう)の松」という松の木の前で、様々な芸能が披露される松の下式が行われます。
「影向の松」は、能舞台の鏡板に描かれている松といわれ、春日大明神が翁の姿で万歳楽を舞われたという由緒ある場所です。 
ここを通過する猿楽・田楽などは各々芸能の一節や、所定の舞を演じてからでないと、御旅所へは参入できないことになっています。

影向の松の下付近で13時からお渡り式で来た行列が松の下式として披露される芸能が見られるのですが、11時半前からいい撮影ポイントを確保するために数名の人が場所取りをされていました。
松に向かって芸能が行われるので、松の下付近側がいい写真が撮れると思います。

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「梅白杖」と「祝御幣」、赤衣に白布を肩にかけ先を長く地面に引いて進みます

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「十列児」、馬に乗った稚児4人は御旅所祭で東遊(あずまあそび)を舞います

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「日使」、関白藤原忠通がこの祭に向かう途中、にわか病となり、お供の楽人にその日の使いをさせたことに始まるといわれ、関白の格式を表す行列の中心的存在といえる役

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「巫女」、白の被衣をいただき、風流傘をさしかけられながら騎馬で進む

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「細男」、神功皇后の伝説に因む独特の細男の舞を演じる一座

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「猿楽」、能楽の古名で、金春座が出仕しています。

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「田楽」、華やかな五色の御幣をおし立てて、綾藺笠をつけ、編木、笛、太鼓を持つ田楽座

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「流鏑馬」、弓矢持・的持の後に射手児の三騎が続きます。

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お渡り式後、射手児が一の的から三の的まで順次、射ながら進んで行きます。

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流鏑馬の後、興福寺宝蔵院流槍術が「影向の松」前で演武奉納


3.御旅所祭
14時半から、影向の松から少し東に行った所にある御旅所で御旅所祭が行われます。
神職が参進し、若宮神に色とりどりの食事をお供えします。
仮御殿の前には芝の舞台があり、巫女の神楽をはじめ、お渡りをした人々によって東遊、田楽、細男や舞楽など古くから日本に伝わる芸能が次々と奉納され22時30分頃まで続けられます。
すべての芸能が終わると、若宮神は18日の0時までに本殿に戻られます。

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仮御殿の若宮神に奉納する巫女の神楽

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鼉太鼓

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青摺の袍に太刀を佩き、巻纓の冠をいただいた稚児4人が舞う「東遊」

御旅所内への立ち入りは、巫女の神楽奉納後、おん祭保存会会員以外にも開放されたので、間近で見ることができました。
この時期の奈良はとても冷える(この日は最低気温0度でした)ので、万全の防寒対策をして行かないと、体が冷えきってしまいます。




奈良の春日大社で行われる「春日若宮おん祭り」の神秘的な伝統行事、「遷幸の儀」と「暁祭」(平成19年12月17日)

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