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zoom RSS 上野の国立科学博物館で、2万年前に描かれたラスコー洞窟の彩色壁画を体感できます

<<   作成日時 : 2016/12/03 09:24   >>

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今から2万年前、フランス南西部のヴェゼール渓谷にあるラスコー洞窟に、躍動感溢れる動物たちの彩色壁画が描かれました。
壁画を描いたのはクロマニョン人です。
地下の空間は全長約200m、地表下12mから20mにあり、クロマニヨン人が合計約600頭もの動物と多くの記号を残しました。
彼らが描いた数ある壁画の中でもラスコー洞窟の壁画は色彩の豊かさや、技法、描かれた動物の数と大きさなどが格別に素晴らしく、世界遺産に登録されました。

1940年、ラスコーの洞窟は愛犬を探していた4人の少年が偶然に発見されました。
世紀の大発見と報道されるやいなや、大勢の見学者であふれました。
道、電気照明、階段、床、さらには空調設備が考古学者の監督なしに整備されました結果、ラスコー洞窟は危機を迎えます。緑、白、黒のシミが発生したのです。汚染の原因は過剰な見学者の数と空調設備の影響もあるようです。
現在は壁画を保存するため、洞窟は立ち入りが認められていません。


世界遺産ラスコー展
フランス政府公認のもと制作され世界巡回している展覧会が、今、上野の国立科学博物館に来ています。
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精巧な壁画のレプリカによって洞窟内の壁画を実物大で再現展示をしているので、洞窟内の雰囲気を体感できます。
また隠れた線刻がライトで浮かびるという趣向が凝らされています。

「大きな黒い牝ウシ」の壁画
彩色と線刻の2つの技法が組み合わされて見事に描かれた壁画。
線刻には絵を際立たせる効果があるようです。
約20頭のウマの列の上にウシが重ねられて描かれ、ウシの足元には不思議な記号が配置されています。
ウシの足元には四角形記号があります。格子状で区切られ、赤褐色、黄色、黒、紫で色分けされていますが、どういう意味があるのか謎です。
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「背中合わせのバイソン」の壁画
2頭のオスのバイソンが交差し、交わる尻の部分は、濃淡をつけて立体的に見せる技法が使われています。体の一部が赤いのは、冬から春になると起こる毛色の変化を表しています。
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クロマニヨン人の芸術の深さは壁画だけではありません。
クロマニヨン人は洞窟内に、赤、黄、茶色などの多彩な顔料、岩肌に線刻するための石器、暗闇の洞窟内を照らした石製ランプなど様々なものを残しました。

洞窟内の暗闇を制した石製ランプ(フランス国立考古学博物館蔵)
洞窟の暗闇を照らして奥へ入り、そこに壁画を描くために石製ランプを使いました。
皿状のくぼんだ面に動物の脂をおいて火をつけるもので、ラスコー洞窟で発見されたランプは、他の洞窟壁画で見つかったものと違い、とても丁寧につくり込まれています。

バイソンの彫刻されたトナカイの角片(フランス国立考古学博物館蔵)
バイソンは振り返り、頭をやや上げ、舌を出し、体をなめています。長い毛、細かな毛などの毛並み、小さな耳、大きな目、鼻や口が繊細な線で刻まれています。
氷河期のヨーロッパに数多くいたトナカイの角から作られました。

オオツノジカの複製標本(国立科学博物館蔵)
絶滅しましたが、当時、生息していた大型哺乳類、オオツノジカの標本。
肩までの高さが1.8m、左右の角だけで重さは45kgもあり、かなり大きいです。
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洞窟内の「牡牛の広間」の壁画パネル
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