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zoom RSS 今年は、カラヴァッジョ、ボッティチェリやポンペイ壁画とイタリアの至宝が東京に次々と来ています

<<   作成日時 : 2016/07/02 05:46   >>

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今年は、イタリアと国交樹立150周年記念ということで、ポンペイ壁画、カラヴァッジョ、ボッティチェリの代表作が目白押しで東京に来ています。
日本にいながらイタリアの至宝が観賞できる機会となり、美術好きの私にはうれしいかぎりでした。
今回、3つの展覧会のことを思い出して、ブログにしてみます。


1.ポンペイ壁画展
平成28年4月29日〜7月3日 於:森アーツセンターギャラリー
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紀元後79年、火山の噴火という悲劇的な終焉により、古代ローマの時代を瞬時に閉じ込めたポンペイの町。
18世紀に再発見されたポンペイの遺跡は、当時の人々の豊かな暮らしをタイムカプセルのように今に伝えてくれます。
「ポンペイの赤」と呼ばれる壁画の色彩は、二千年前のものとはとても思えない色鮮やかさです。

ポンペイ近郊の町エルコラーノで発見された「赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス」も奇跡といっていいぐらい美しい状態で保存されていて、また絵画としても完成度の高い壁画で、過去一度を除いては、イタリア国外に持ち出されたことのない門外不出の貴重な作品です。
皇帝ゆかりの特別な場所を飾るものとして、当時の文化・教養・技術の粋を集めて描かれた第一級の壁画です。
「テセウスのミノタウロス退治」、「ケイロンによるアキレウスの教育」も同じ展示室に3点揃って展示されていて、とても見応えがありました。

あらゆる建造物を壁画で飾り、その空間と生活を謳歌した古代ローマの人々。
「カルミアーノの農園別荘」と呼ばれる建物の一室を、展覧会では立体展示で再構成され、ポンペイの赤が印象的な16枚の壁画パネルを、二千年前の室内空間さながらに鑑賞できます。

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私は、随分前ですがイタリアに旅行に行った際、ローマからルネサンスの絵画・建築を見るためにフィレンツエに行くか、それともポンペイの遺跡をみるためにナポリに行くか悩んだ末、フィレンツエを選んで訪れました。
それ以来、ずっと一度は見てみたいと思っていたポンペイの壁画。
今回の展覧会では、会場にいると、古代ローマの時代のポンペイやエルコラーノの街にタイムスリップしたような感じを受け、日本にいながら、素晴らしい壁画の数々を見ることができてとても幸せでした。


2.カラヴァッジョ展
平成28年3月1日〜6月12日 於:国立西洋美術館
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カラヴァッジョは、イタリアでバロックの先駆者として活躍した画家です。
風俗画や静物画等の身近な題材の作品を描き、宗教画もキリストやマリア、聖人を現実的な人物の日常の一コマのように描いた現実的な描写と、光と闇の強烈な明暗対比によって浮かびあがる人物の動作や表情、ドラマチックな場面を生み出し、ヨーロッパ全体に広く影響を与えました。
カラヴァッジョの作品は現存する真筆は60点強で、日本ではカラヴァッジョの作品を目にする機会はほとんどありませんが、この展覧会では傑作11点も集結しました。

展覧会で特に印象に残った作品
@「果物籠を持つ少年」(ローマ、ボルゲーゼ美術館蔵)
A「バッカス」(フィレンツェ、ウフィツィ美術館蔵)
B「エマオの晩餐」(ミラノ、ブレラ絵画館)
C「法悦のマグダラのマリア」(個人蔵)

2014年、長いこと行方不明とされていたカラヴァッジョの作品が発見されました。
それが今回の展覧会で世界初公開だった「法悦のマグダラのマリア」で、カラヴァッジョが殺人を犯してローマを逃亡し、近郊の町で身を隠していた1606年の夏に描かれたもので、その4年後の1610年、カラヴァッジョがイタリアのポルト・エルコレで不慮の死を遂げた時、彼の荷物に含まれていた「1枚のマグダラのマリアの絵」と考えられています。

カラヴァッジョが起こした事件に関連する古文書史料も展示されていて、カラヴァッジョの性格を表していて興味深かったです。
D食堂でのアーティチョーク事件(1604年4月24日)
カラヴァッジョが起こした暴力沙汰の中で特に有名な食堂で給仕にアーティチョークの皿を投げつけた事件。
カラヴァッジョの短気ですぐにかっとなりやすい性格をよく表しています。
E刀剣の不法所持(1605年5月28日)
カラヴァッジョが許可証を持たず刀及び短剣を差して街を歩いていたところを逮捕された事件。


3.ボッティチェリ展
平成28年1月16日〜4月3日 於:東京都美術館
いわずと知れたフィレンツェで活躍したイタリア・ルネサンスを代表する巨匠で、優雅で美しい聖母や神話の女神を描いた画家として有名です。
ボッティチェリの作品は多くが板に描かれ、きわめて繊細であるため、まとまった数の来日はこれまでにありませんでしたが、この展覧会ではフィレンツェをはじめ世界各地から20点以上ものボッティチェリ作品を集め、その画業を一望する大回顧展でした。

展覧会で特に印象に残った作品
@ラーマ家の東方三博士の礼拝(フィレンツェ、ウフィツィ美術館蔵)
ピラミッド型の構図の一番高いところに位置する聖母子。
巧みな構図によって聖母子に視線が引き付けられます。
群衆の中にはメディチ家の人物が描かれています。
注文主ラーマは、メディチ家に寵愛されたボッティチェリに制作を依頼し、画中に時の権力者の肖像を描き込ませることで、彼自身のステイタスを示そうとしたようです。
この絵にはボッティチェリ自身も描かれていて、絵を見る人に視線を送っているようです。

A聖母子(書物の聖母)(ミラノ、ポルディ・ペッツォーリ美術館蔵)
聖母子の光輪や髪、聖母の衣服に施された刺繍、開いた書物などに、きわめて緻密な描写がみてとれます。
ラピスラズリで描かれた濃紺のマントがとても引き立っています。
イエスは左手に三本の小さな釘を持ち、腕には茨の冠を通しています。
これらは、イエスが磔刑に処せられるまでの受難の途上で用いられた道具であり、幼子の運命を暗示しているようです。
代表作「ヴィーナスの誕生」と同じ1480年代前半に描かれたといわれる円熟期の作品です。

B美しきシモネッタの肖像(丸紅株式会社蔵)
日本にある唯一のボッティチェリ作品。
フィレンツェ一の美女と謳われたシモネッタを描いた肖像画です。
またこの作品に再開できたのが嬉しかったです。

Cアぺレスの誹謗(フィレンツェ、ウフィツィ美術館蔵)
  

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