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zoom RSS 奈良市内にある大和文華館を訪れて、「琳派と風俗画−宗達・光琳・乾山・抱一−」を観賞してきました

<<   作成日時 : 2016/05/22 08:50   >>

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近鉄・学園前駅からすぐ近くにある大和文華館には以前から行ってみたいと思っていたところ、時間があったのでふらっと出掛けてみました。

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当日は、「琳派と風俗画−宗達・光琳・乾山・抱一−」と題した展覧会が行われていて、代表する収蔵品の国宝「遊女遊楽図屏風(松浦屏風)」をはじめとする風俗画と俵屋宗達、尾形光琳・乾山、酒井抱一等の琳派作品が展示されていました。
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最初、展示品を解説文を読みながら、ひととおり観賞してみると、印象に残る作品は特になかった気がします。
時間もありましたし、毎週土曜日14時からの学芸員による列品解説がもうしばらくすると始まるようでしたので、解説を聞いてみることにしました。

1時間程、主な展示品の見どころと、描かれた絵の場面の背景・物語を教えてもらうと、解説を聞く前はそれほそ印象がなかった展示品に徐々に興味が湧いてきて、再度、しばらく観賞を楽しみました。

特に印象に残った作品

1.沃懸地青貝金貝蒔絵群鹿文笛箱(伝本阿弥光悦作)
金箔をしきつめた上に蒔絵、青貝、金貝の技を駆使して、23頭の鹿を配す円筒形の笛箱
文様のように様々なポーズの鹿をちらしながらも、群として鹿の生動感があり、奈良らしい作品です

2.伊勢物語図色紙 六段 芥川(伝俵屋宗達筆)
当時、源氏物語と並び人気があった伊勢物語からの一場面「芥川」
求婚していた高貴な姫を夜に連れ出すことができた在原業平
姫は外の世界を見るのが初めてで、月夜に草の上で光る露を指して、あれは何と問われた在原業平は振り向いたところ、見つめ合う二人の一場面の絵と歌を描いたもの
二人の心情を中心に夢幻的な世界が描かれている
よくみると、今では黒色になっているが、元々は銀色で描いた露を二人の周りの至るところに配しているのがわかります

3.寒山図と桜図(俵屋宗達筆)
二つとも俵屋宗達の水墨画
寒山図は速筆によって大胆に引かれた衣文線
桜図は濃淡を巧みに使い分けて描かられた桜
俵屋宗達の技量の高さがみてとれ、とても見応えがあります

4.扇面貼交手筈(尾形光琳筆)
全面に金箔をしきつめ、富嶽図や燕子花の八橋図、雲龍図などの扇8面、団扇4面を意匠として巧みに貼り合わせた豪華な箱
箱を開けると懸子に描かれた富士山が描かれた富嶽図が目に入る趣向もこらされています
扇を傾けて配すことで絶妙なバランスとなっていて、仕立てに尾形光琳が関わったのではともいわれています

5.光琳百図 後編(酒井抱一編)
尾形光琳の100年忌に際して、尾形光琳の顕彰活動を行った酒井抱一
酒井抱一が選びだした尾形光琳の作品100点(実際は80点程)の模写・縮図を収めた遺墨集


家に帰った後、過去の図録やリーフレットを見ると、上の1、2、4の展示品は、
2008年、東博で開催された尾形光琳生誕350年記念「大琳派展」、
2015年、京博で開催された琳派誕生400年記念「琳派 京を彩る」
でも出品されていたようですが見たことを覚えていませんでした。
二つの展覧会では尾形光琳の燕子花図屏風、俵屋宗達の風神雷神図屏風などの有名な作品に印象が強すぎて、これらの作品はささっと見た程度なのかもしれません。

今回、落ち着いた展示空間の中で、一点一点の絵の場面の背景・物語や見どころをちょっとでも知ってから、じっくり向き合って観賞するとさらに面白くなると改めて気づきました。


風俗画では、婦女遊楽図屏風が特に良かったです。

6.婦女遊楽図屏風(六曲一双、作者不明、江戸時代前期制作)
遊女や遊里で養われていた童女の18人を等身大に描き、これほどのスケールの大きな群像表現は類例がないとのことです。
入念に描かれた衣装が綺麗に描かれていて、また、タバコ、キセル、ガラスなど渡来品も含む調度品も数多く描かれ当時の流行を知ることができます。


大和文華館の展覧会観賞は期待していた以上に楽しめました。


大和文華館HPの絵画コレクションのページでは、
尾形光琳の扇面貼交手筥と、遊女遊楽図屏風を紹介する動画があり、作品のことがよくわかります。


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