いま明かす! 旅を通じて広がった世界100景Y&Y

アクセスカウンタ

zoom RSS 奈良国立博物館の特別陳列を見てから、東大寺二月堂の「お水取り」を見に行くのがおススメです

<<   作成日時 : 2016/03/13 10:28   >>

面白い ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 1

東大寺二月堂の「お水取り」は、奈良時代に始まり、1260年以上、一度も途切れることなく続いている行事です。
旧暦の二月に行われていたため、正式名称は「修二会」(しゅにえ)と言われます。
現在では、3月1日から14日まで毎日、行われています。

お水取りと言えば、二月堂へ上がる練行衆と呼ばれる選ばれた11名の僧の足下を照らす「おたいまつ」や、若狭井から香水(こうずい)を汲み取る「水取り」の儀式が有名ですが、この行事の本質は、二月堂の十一面観音に過ちを懺悔(さんげ)し、あわせて除災招福をお祈りするところにあります。

画像

              東大寺二月堂


1.奈良国立博物館の特別陳列「お水取り」
「お水取り」の開催期間に合わせて毎年開催されている奈良博の特別陳列を先に見に行きました。
ボランティアの方にツアー・ガイドをしてもらいましたので、さらに理解が深まりました。「お水取り」開催中、毎日、ツアー・ガイドが14時から約30分行われているとのことです。

大観音と小観音
修二会では、大小2体の十一面観音が本尊として練行衆の祈りを受けとめます。
いずれも絶対秘仏で、そのお姿を拝することはできませんが、展示品の大観音の天衣片、光背の拓本や図像集からその尊容をうかがうことができます。

「二月堂縁起」
実忠和尚が神名帳を読み神々を勧請していた際、若狭の神は魚を捕っていたため遅刻してしまい、そのお詫びとして遣わした2羽の黒・白の鵜が岩の中から飛び出し、その跡から観音に捧げるための香水が湧き出たといわれています。
これが二月堂の下にある若狭井(閼伽井(あかい)屋)です。
画像

「水取り」は、13日午前2時頃に行われます。
練行衆は二月堂を出て、閼伽井屋へ向かい、若狭井から桶に香水を汲み上げます。
その香水は二月堂に運ばれ、十一面観音に供えられます。

「二月堂曼荼羅」
画中に大きく東大寺二月堂の建物を配し、その上空に雲に乗って飛来する金色の十一面観音、左端に登廊、下右端に閼伽井屋と二月堂の主要伽藍を俯瞰的に描かれています。

水取りの「香水杓」(しゃく)、「朱漆塗担台」
参詣者に香水を分け与えるのに用いられた銅製の小壺に長柄を付けた酌と、水取りで若狭井から汲んだ香水を桶に入れ、二月堂に運ぶのに用いられた担台です。

「神名帳」
修二会の行事次第の一つである神名帳は、日本全国より13,700余の神々を勧請し、行事の守護と成就を祈願するものです。
修二会には神仏習合的な要素も多く取り込まれているようです。


2.東大寺二月堂での「おたいまつ」

3月5日(土)の17時前に二月堂を訪れたところ、すでに場所取りをする人たちでいっぱいでした。

19時、二月堂の灯りは一斉に消され、「おたいまつ」が始まります。

登廊を登っていく僧は、松明(たいまつ)の明かりで足元を照らされながら二月堂に上堂していきます。
画像

松明は想像していた以上に大きく、登廊の天井にも火がとどかんばかりで迫力がありました。

画像

二月堂の欄干を渡っていく松明から火花が目の前で散って落ちていきます。

画像

松明が次々と登廊を上がり、二月堂の欄干を通り過ぎていきます。
この日の松明は合計10本でした。

画像


画像


画像


二月堂は、源平の合戦や戦国時代の2回の戦火には焼け残りましたが、江戸時代1667年のお水取りの最中に失火で焼失しました。
その2年後に再建されたのが現在の二月堂で、国宝に指定されています。

「おたいまつ」の実施中、木造の建物に火が移らないかと心配になりましたが、二月堂の下にも消防隊員の方々が松明の火の消化のためにひかえ防火体制を整えられていました。


今回、奈良博で展示解説を見てから東大寺二月堂の「お水取り」を見に行きましたので、「お水取り」が単なる観光イベントではなく、神仏習合的な要素も多くある行事で、多くの人たちの手によって1260年以上も続く長い歴史の中で形成され、少しずつ変化してきた一方で、古い形態を守り続けられてきたものであったということがよくわかりました。

奈良の魅力をまた一つ、発見することができました。


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 3
面白い 面白い
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
臨場感のあるお写真ですね!
uni
2016/03/17 21:03

コメントする help

ニックネーム
本 文

私のサバイバル英会話

奈良国立博物館の特別陳列を見てから、東大寺二月堂の「お水取り」を見に行くのがおススメです いま明かす! 旅を通じて広がった世界100景Y&Y/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる